肥後医育塾公開セミナー

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令和5年度 第2回公開セミナー「耳、鼻、のど、皮膚のその症状、気になりませんか?」

司会・講師


肥後医育振興会 理事長
熊本大学 名誉教授
松下 修三


    肥後医育振興会 理事長
    熊本大学 名誉教授
    松下 修三

【司会】
肥後医育振興会 副理事長
熊本大学 名誉教授
片渕 秀隆

    【司会】
    肥後医育振興会 副理事長
    熊本大学 名誉教授
    片渕 秀隆

【座長】
熊本大学大学院生命科学研究部
耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 教授
折田 頼尚

演題:座長あいさつ
    【座長】
    熊本大学大学院生命科学研究部
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 教授
    折田 頼尚

    演題:座長あいさつ
【座長】
熊本大学大学院生命科学研究部
皮膚病態治療再建学講座 教授
福島 聡

演題:座長あいさつ
    【座長】
    熊本大学大学院生命科学研究部
    皮膚病態治療再建学講座 教授
    福島 聡

    演題:座長あいさつ
【講師】
熊本大学病院
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
宮丸 悟

演題:【講演@】気をつけたい鼻とのどの症状
    【講師】
    熊本大学病院
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師
    宮丸 悟

    演題:【講演@】気をつけたい鼻とのどの症状
【講師】
熊本大学大学院生命科学研究部
耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 助教
竹田 大樹

演題:【講演A】耳鳴りの原因と診断
    【講師】
    熊本大学大学院生命科学研究部
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 助教
    竹田 大樹

    演題:【講演A】耳鳴りの原因と診断
【講師】
熊本大学大学院生命科学研究部
皮膚病態治療再建学講座 助教
金澤 早織

演題:【講演B】赤ちゃんのスキンケアとあざ
    【講師】
    熊本大学大学院生命科学研究部
    皮膚病態治療再建学講座 助教
    金澤 早織

    演題:【講演B】赤ちゃんのスキンケアとあざ
【講師】
熊本大学大学院生命科学研究部
皮膚病態治療再建学講座 診療助手
栗山 春香

演題:【講演C】ほくろと皮膚がんの見分け方〜そのほくろ大丈夫ですか?〜
    【講師】
    熊本大学大学院生命科学研究部
    皮膚病態治療再建学講座 診療助手
    栗山 春香

    演題:【講演C】ほくろと皮膚がんの見分け方〜そのほくろ大丈夫ですか?〜

セミナーの内容

  第80回肥後医育塾公開セミナー「耳、鼻、のど、皮膚のその症状、気になりませんか?」が11月4日、熊本市中央区のくまもと県民交流館パレアで開かれ、約160人が聴講した。主催は公益財団法人肥後医育振興会、一般財団法人化学及血清療法研究所、熊本日日新聞社。
 熊本大大学院生命科学研究部の折田頼尚氏と福島聡氏が座長を務め、熊大の医師4人が、耳、鼻、のど、皮膚の病気や症状、治療法などを解説。質疑応答もあった。講演内容は熊日YouTubeチャンネルで今日から配信される。

「耳、鼻、のど、皮膚のその症状、気になりませんか?」をテーマに開かれた第80回肥後医育塾公開セミナー=熊本市中央区のくまもと県民交流館パレア
参加者からの質問に答える登壇者
熊日YouTubeチャンネルで講演動画を公開 11月4日に収録した講演の模様を熊本日日新聞社のYouTubeチャンネル(https://x.gd/UNMWl)で公開中です。QRコードを読み取ると、各コンテンツの動画を見ることができます。

Q&Aコーナー

Q 横になると「シャー」という耳鳴りがします。加齢のせいでしょうか。立って何かをしているときは気になりません。
A 血圧や動脈硬化が耳鳴りに関係している可能性があります。横になって耳をふさいだ状態の場合は、(普段聞こえない)耳の奥にある血管の音が聞こえているのかもしれません。拍動性の耳鳴りがするときは、まれに腫瘍や動脈瘤、動静脈瘻などの病気が隠れていることも。耳鳴りがひどい場合は病院を受診されてください。(竹田)

Q 鼻血が出て、耳鼻科でレーザー照射治療を受けました。症状が落ち着いたのは一時的で、すぐに再発しました。血管に関連する病気が潜んでいないか心配です。
A 血管の病気で鼻出血の原因となるものにオスラー病というものがあります。非常にまれな遺伝性の疾患で、国内には1万人ほどの患者がいるとされています。全身の血管に異常が出ることがあり、脳や心臓、肺の症状が現れることがあります。気になる方は耳鼻咽喉科専門医に相談してみてください。(宮丸)

Q 生後3カ月の女児の左胸に直径7〜8センチの蒙古斑があります。成長すれば自然に消えますか。
A お尻以外にできた蒙古斑は10歳ごろまでに自然に薄くなりますが、色が濃いものは残りやすく、消えない症例は4%程度あります。色が濃い場合や消えずに残ったときはレーザー治療を検討します。(金澤)

Q 色白で、ほくろが多いですが、皮膚がんになりやすいですか。
A 色白の方は紫外線の影響を受けやすいため、皮膚がんのリスクは高まります。ただ、ほくろの数と皮膚がんの関連性は報告がありません。ほくろが大きくなり、形がいびつになってきた場合には皮膚科を受診した方がいいと思います。(栗山)