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肥後医育振興会 理事長 熊本大学 名誉教授 西 勝英 氏 |
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【司会】 肥後医育振興会 常任理事 熊本大学 名誉教授 片渕 秀隆 氏 |
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【座長】 熊本大学大学院生命科学研究部 代謝内科学講座 教授 荒木 栄一 氏 演題:座長あいさつ |
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【座長】 熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科学講座 教授 辻田 賢一 氏 演題:座長あいさつ |
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【講師】 江南病院 糖尿病・内分泌内科 部長 河島 淳司 氏 演題:【講演@】糖尿病患者が気を付けたい心疾患とは? 〜予防と早期発見のためにできること〜 |
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【講師】 天草地域医療センター 副院長・循環器科 部長 永吉 靖央 氏 演題:【講演A】心疾患内科的治療の最前線(狭心症・弁膜症・不整脈) 〜高齢者心不全を予防するために〜 |
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【講師】 熊本大学大学院生命科学研究部 心臓血管外科学講座 教授 福井 寿啓 氏 演題:【講演B】高齢社会における最新心臓手術と心臓リハビリについて |
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【講師】 国保水俣市立総合医療センター 循環器内科 部長 上村 智明 氏 演題:【講演C】高齢者心不全の地域連携とくまもとメディカルネットワーク 〜心不全がどんな病気か、ご存じですか?〜 |
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第77回肥後医育塾公開セミナー「高齢者の『心疾患』治療」が11月13日、熊本市中央区の市医師会館で開催され、約100人が聴いた。主催は公益財団法人肥後医育振興会、一般財団法人化学及血清療法研究所、熊本日日新聞社。熊本大学大学院生命科学研究部教授の荒木栄一氏と辻田賢一氏が座長を務め、県内の医師4人が高齢者の心疾患について解説。質疑応答も行われた。講演内容は熊日YouTubeチャンネルで本日から動画配信される。
Q 高齢者への手術は何を基準に判断しますか。
A 78歳の時に心臓手術をされた上皇陛下の例もあるように、基本的に手術をする、しないは、年齢が基準ではありません。全身的な体力や併存症などを総合的に考えます。(福井)
Q 数年前に心不全になりましたが、再発の可能性は高いでしょうか。
A 再発の可能性はないとはいえませんが、血圧や体重、むくみに気を付け、適度な運動や減塩、内服薬の管理を心掛けた生活を続ければ、安定した状態が続く可能性が高まります。(上村)
Q 夜中に心臓がドキドキして痛みますが、深呼吸すると治まります。検査が必要な症状や兆候はありますか。
A 症状が、月に1回、週に1回、毎日など徐々に増加するときや、生汗をかく、立ちくらみがする場合は、かかりつけ医に相談してください。(永吉)
Q 高血圧に悩んでいます。注意すべき点はありますか。
A 減塩食、体重の減量が重要です。治療を行っても血圧が下がらない場合は薬の調整が必要となるため、かかりつけ医に相談してください。睡眠時無呼吸症候群や血圧を上げるホルモンの影響で血圧が高い可能性も考えられます。(河島)
Q 手術後の「心臓リハビリ」とは、どんなことをするのでしょうか。
A 退院に向けて心臓・呼吸機能を高め、全身のバランスを考え運動量を決めてリハビリを行います。加えて、糖尿病や高血圧の改善にも取り組みます。
(福井)