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肥後医育塾公開セミナー

平成30年度 第3回公開セミナー「ワクチンのこと 正しく知りましょう」

司会・講師


肥後医育振興会理事長
熊本大学名誉教授
医療法人八代桜十字 丸田病院 院長
西 勝英

【司会】
肥後医育振興会常任理事
熊本大学名誉教授
くまもと江津湖療育医療センター 総院長
遠藤 文夫

【座長】
熊本大学大学院生命科学研究部産科婦人科学分野 教授
片渕 秀隆

演題:座長あいさつ
【座長】
熊本大学大学院生命科学研究部
小児科学分野 教授
中村 公俊

演題:座長あいさつ
【講師】
熊本県健康福祉部
健康危機管理課 課長補佐
小山 宏美

演題:講演@ 予防接種は縁の下の力持ち〜くるしい感染症からまもってくれる予防接種のお話だモン〜
【講師】
一般社団法人熊本市医師会熊本地域医療センター/熊本県予防接種センター小児科部長
柳井 雅明

演題:講演A こどもの予防接種の現状と課題
【講師】
みやはらレディースクリニック院長
熊本県がん検診従事者(機関)認定協議会子宮がん部会委員
宮原 陽

演題:講演B 若い世代に増加する子宮頸がんとワクチン接種の現状について
【講師】
済生会熊本病院TQM部(感染管理室/医療安全管理室/品質管理室)副部長
村中 裕之

演題:講演C 肺炎球菌ワクチンの現状

セミナーの内容

  第66回肥後医育塾公開セミナー「ワクチンのこと 正しく知りましょう」が3月21日、熊本市中央区のホテル熊本テルサであり、約120人が聴講した。公益財団法人肥後医育振興会、一般財団法人化学及血清療法研究所、熊本日日新聞社主催。
 肥後医育振興会常任理事の遠藤文夫氏が司会を務め、熊本大学大学院生命科学研究部産科婦人科学分野教授の片渕秀隆氏と同小児科学分野教授の中村公俊氏の2人を座長に、ワクチン行政や医療に関わる県職員と医師ら4人が講演。引き続きQ&Aコーナーも設けられ、講師が聴講者からの質問に答え、予防接種の重要性への理解を訴えた。

「ワクチン」をテーマに開かれた第66回肥後医育塾公開セミナーの会場=熊本市中央区のホテル熊本テルサ
会場からの質問に答えるパネリスト

Q&Aコーナー

麻疹や風疹など、予防接種をしておけば罹患しても症状は軽いと聞きますが、どの程度まで感染を抑えられますか。
予防接種を受けておくと本人の症状は軽く済むケースが多いようですが、他人にうつす可能性はあります。1回の予防接種で95%、2回目で99%の方が免疫力を獲得できるといわれています。(小山)

同時接種を受けた後、子どもが熱を出しましたが、関連がありますか。
副反応で熱が出ることはありますが、同時接種だからといって、特段に強く副反応が出るものではありません。(柳井)

保育園に勤務していますが、副反応を心配して子どもに予防接種を受けさせようとしない保護者がいます。どう働き掛ければよいでしょうか。
保護者の親族の過去体験など、それぞれに心配する理由があるのでしょう。ただ現在は、ワクチンの安全性が高まり、重篤な副反応が起こる可能性は極めてまれです。一方で予防接種を受けないと感染し、重症化するリスクが極めて高くなります。ぜひ感染のリスクを理解してもらってください。(柳井)

子宮頸がんの予防接種を中学生の娘に受けさせることが不安です。
ワクチンの副反応は、直接関連があるかどうか不明な数を含めても10万人当たり50人とされています。一方、ワクチンを接種しないことによって予防できない子宮頸がんの罹患リスクはその10倍を上回ります。接種するリスクと、しないリスクについて、ご家族で一度話し合ってみてください。(宮原)

肺炎球菌ワクチンは1回の接種で、どの程度の期間、効果がありますか。
ニューモバックスについては、5年程度効果があるとされています。学会では5年ごとの接種を推奨しています。プレベナーを追加で接種する際は1年以上、間隔を空けて接種してください。(村中)