肥後医育塾公開セミナー

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平成20年度 第1回公開セミナー 「脳卒中のリハビリテーション」

司会・講師

【司会】
肥後医育振興会常任理事・熊本大学大学院医学薬学研究部小児科学分野教授
遠藤 文夫

    【司会】
    肥後医育振興会常任理事・熊本大学大学院医学薬学研究部小児科学分野教授
    遠藤 文夫

【座長・講師】
熊本市立熊本市民病院神経内科部長
橋本 洋一郎

演題:脳卒中とはどんな病気か
    【座長・講師】
    熊本市立熊本市民病院神経内科部長
    橋本 洋一郎

    演題:脳卒中とはどんな病気か
【講師】
済生会熊本病院脳卒中センター神経内科部長兼リハビリテーションセンター部長
米原 敏郎

演題:急性期リハビリテーション
    【講師】
    済生会熊本病院脳卒中センター神経内科部長兼リハビリテーションセンター部長
    米原 敏郎

    演題:急性期リハビリテーション
【講師】
熊本機能病院総合リハビリテーションセンター長兼同病院付設介護老人保健施設「清雅苑」施設長
山永 裕明

演題:在宅リハビリテーション
    【講師】
    熊本機能病院総合リハビリテーションセンター長兼同病院付設介護老人保健施設「清雅苑」施設長
    山永 裕明

    演題:在宅リハビリテーション
【講師】
熊本託麻台病院院長
平田 好文

演題:回復期リハビリテーション
    【講師】
    熊本託麻台病院院長
    平田 好文

    演題:回復期リハビリテーション

セミナーの内容

 脳卒中はかつて日本人の死因の第1位だったが、近年死亡率は減少している。しかし、これは救急医療の充実や治療法の進歩により、亡くなる患者が少なくなったためで、高齢者の増加とともに患者数はむしろ増加。後遺症を抱えた場合、生活の仕方によっては寝たきりの原因となり、問題も大きい。
 脳卒中がどのような病気なのかをよく理解した上で、充実したリハビリを実践してもらおうと、第34回肥後医育塾公開セミナー「脳卒中のリハビリテーション」が6月29日、熊本市水前寺公園の熊本テルサで、約300人が参加して開かれた。(財)肥後医育振興会、(財)化学及血清療法研究所、熊本日日新聞社が主催。
  肥後医育振興会常任理事で熊本大学大学院医学薬学研究部教授の遠藤文夫氏が司会、熊本市民病院神経内科部長の橋本洋一郎氏が座長を務め、脳卒中の諸症状や治療・蘭h法、リハビリの種類などについて橋本氏を加えた専門医4氏が講演した。
  「Q&Aコーナー」では来場者との質疑応答も行われ、脳卒中という病気について、さまざまな観点から理解を深めた。

約300人が聴講したセミナー。参加者は、講師たちの話にメモを取るなどしながら熱心に耳を傾けていた
講演後のQ&Aコーナーでは講師4人が登壇。座長を兼務した橋本氏(右端)が進行役を務め、会場からの質問に答えた。

Q&Aコーナー

Q 在宅で足の筋力をつける方法を教えてください。
A おそらく、転倒を防止する対策のご質問と思いますが、足の痛みや関節の障害がないなら、足を高く上げて歩くことや階段の昇降を毎日行ってください。また、いすに背筋を伸ばして座り、太ももをできるだけ胸に近づける運動をお勧めします。

Q 脳出血で三週間入院した後、定期検診を一年行い終了。現在、特に症状はありませんが、再発の可能性やシグナルなどはあるのでしょうか。
A 脳出血の原因の多くが高血圧によるものです。従って、血圧のコントロールが重要になります。脳出血は急に起き、前触れといったシグナルは特にありません。ですから、日ごろの血圧値に注意してください。

Q 在宅で足の筋力をつける方法を教えてください。
A おそらく、転倒を防止する対策のご質問と思いますが、足の痛みや関節の障害がないなら、足を高く上げて歩くことや階段の昇降を毎日行ってください。また、いすに背筋を伸ばして座り、太ももをできるだけ胸に近づける運動をお勧めします。

Q 脳出血で三週間入院した後、定期検診を一年行い終了。現在、特に症状はありませんが、再発の可能性やシグナルなどはあるのでしょうか。
A 脳出血の原因の多くが高血圧によるものです。従って、血圧のコントロールが重要になります。脳出血は急に起き、前触れといったシグナルは特にありません。ですから、日ごろの血圧値に注意してください。