肥後医育塾公開セミナー

『座長あいさつ』


　 　日本人の平均寿命は２０１７年時点で、女性が８７.２６歳で世界第２位、男性が８１.０９歳で第３位と、現在の日本は世界有数の長寿国となっています。近年は老化の仕組みの解明や老化予防の研究も活発で、マスコミは「人生１００年時代」や「百寿社会」と表現するようになりました。
　こうした中、昨年３月に東京で「百寿社会の展望」という画期的なシンポジウムが開催され、百寿社会の先にある幸福は何かについて、幸福論をテーマにホットな討論が繰り広げられました。今回の肥後医育塾は、その内容を熊本でも紹介したいという思いから、慶応義塾大学の伊藤裕教授に基調講演をお願いしました。また、熊本大学大学院生命科学研究部の大場隆准教授には女性ホルモン、健軍熊本泌尿器科の��橋渡院長には男性ホルモン、熊本市病院局熊本市病院事業管理者の水田博志先生にはロコモティブシンドロームについて、それぞれお話しいただきます。