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「肥後医育塾」年間テーマ「リハビリテーション〜医療と生活」 [2008/11/14]

県民一人ひとりが豊かで健康的な生活を送れることを目指して、恃後医育振興会、怏サ学及血清療法研究所および熊本日日新聞社の主催で、平成20年度も市民公開セミナー「肥後医育塾」を開催することになりました。
「リハビリテーション〜医療と生活」を年間テーマとしました。リハビリテーションは広く知られている医療分野ですが、最近の医学医療の進歩とともに、この分野でも大きな進歩が達成されています。このテーマの下に、3回の公開セミナー(第34回から第36回)を行う予定にしております。総合司会は遠藤文夫肥後医育振興会常任理事(熊本大学教授)がつとめることになっております。
このうち、第34回は6月29日(日)に熊本テルサで開催いたしました。テーマは「脳卒中とリハビリテーション」といたしました。脳卒中は脳血管障害の一つです。どのような病気なのか、その後のリハビリテーションはどのように行われるのかなど詳しく専門家のお話を伺いました。講演では橋本洋一郎先生(熊本市民病院神経内科部長)に座長をお願いいたしました。まず最初に橋本先生から「脳卒中とはどんな病気か」と題して、脳卒中の起こり方、症状、治療方法、リハビリテーションの方法や、そして脳卒中の予防についてわかりやすくご講演していただきました。次に、済生会熊本病院脳卒中センター神経内科部長兼リハビリテーションセンター部長の米原敏郎先生に「急性期リハビリテーション」という演題でご講演をいただきました。最近では入院後すぐに急性期リハビリテーションを行うことが特に重要とされています。米原先生からは急性期リハビリテーションの意義やその実際について詳しくお話しいただきました。三人目の講演者は熊本託麻台病院院長の平田好文先生から「回復期リハビリテーション」のご講演をいただきました。急性期リハビリテーションの後、回復期のリハビリテーションを効率よく行うことで生活のために必要な訓練が実施されます。最後には「在宅リハビリテーション」と題して、熊本機能病院総合リハビリテーション長の山永裕明先生のお話をうかがいました。訪問リハビリテーションと通所リハビリテーションについても詳しく解説していただきました。
また、第35回は平成20年11月8日に「心臓・呼吸器系のリハビリテーション」をテーマに開催。詳しい内容は熊本日日新聞紙面、ホームページでお知らせします。
第36回は平成21年2月14日に「運動器とリハビリテーション」と題してセミナーを行う予定です。

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