公益財団法人 肥後医育振興会
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【平成19年度活動報告】健康情報マガジン「まいらいふ」の監修
[2008/11/14]
「まいらいふ」〜健康でこころ豊かな生活を楽しむ情報マガジン〜の出版編集を担当
地域住民へ健康・医療情報を積極的に提供して、住民の健康増進及び地域医療の向上に役立ててもらおうと、熊本日日新聞社及び鞄d通九州と共同で、また、熊本大学の公的な協力を得て、月刊誌「まいらいふ」を平成10年12月に創刊しました。肥後医育振興会は医学関連記事の執筆、監修、編集を担当して、もうすでに8年も経過しました。今では多くの県民に親しまれている存在となっています。
平成17年度より、従来の医学関連記事の刷新を計り、一部を「まいらいふ」医療関連記事担当執筆者に坂本ミオさんを起用して、記事の取材を依頼し、「特集:くまもと発『医療と健康』」を連載することとなりました。この企画はなるだけ即時性のある話題を取り上げることとし、毎月1回の編集会議の時に2号先の話題を決めることとしています。19年度は、4月号「い・ろ・は・に ガーデニング!」、5月号「知っておきたい がん医療の今」、6月号「歌って元気に!みんなで元気に!」、7月号「太極拳ってな〜んだ?」、8月号「夏野菜で、元気!もりもり!!」、9月号「もしも、家族が急に倒れたら」、10月号「秋のお肌の養生法」、11月号「そのステップが、世界を広げる!?〜心にも体にも“効く”ダンスの魅力〜」、12月号「冬に効く!ホットドリンク」、20年1月号「今年も笑顔で、毎日元気!」、2月号「緩和ケアを知ってますか?がん医療の中で高まる、その役割」、3月号「注意したい発育期の“スポーツ障害”使い過ぎによる、ひじ、ひざ、肩など運動器の障害にもっと関心を」を発行しました。又、特集記事/医学の視点も多くの先生方の協力を得て掲載することができました。さらに、医学関連記事として、「癒しのまなざし」、「ママはホームドクター・お母さんのなんでも相談箱」、「悩みの処方箋」を掲載しています。
大学の持つ医学関連の知識をマスメディアと連携して直接しかも広範に市民に提供する試みは全国で初めてのもので、全国を対象にしている民間誌を含めても、健康・医療情報紙としてこれだけの発行規模を持ったものは他に見当たりません。しかも、熊本日日新聞社の配達網を通じて、熊本県及び周辺地域の津々浦々にまでこの「まいらいふ」は届けられています。都市圏にのみ氾濫している健康情報紙を尻目に、正確な健康・医学・医療情報を、各家庭に提供して、育児、家庭の健康管理、あるいは老人や病人の介護を担当している方々を地道に励ましてゆくことが、この「まいらいふ」発刊の第一のねらいでもあります。ただ、それだけでなく、この月刊紙を通じて地域に開かれた熊本大学医学部を育てていくことももう一つの大きな目的です。この両方の目的を達成するために、執筆者である医学部の先生方には、どういう文章や挿し絵を使えば一般の人達に理解してもらえるのか、悩み続けてもらっています。
毎回多彩な健康・医学関連記事を掲載してきましたが、これは多くの熊本大学医学部関連の諸先生、ならびに公立病院の諸先生、さらに熊本大学の先生方のご協力の賜物と感謝しております。しかし、一部には尚文章や内容が難しいとの批判もあり、今後さらに編集面での検討が必要と思われます。
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