【座長・講師】 |
『禁煙による呼吸器疾患(タバコ肺、肺ガンなど)の予防』
若いうちに喫煙やめて
呼吸器は循環器と違い、何年も経過した後、たばこの害が出てきます。肺が侵され、肺気腫や慢性気管支炎になります。これを「タバコ肺」とも呼ぶことができます。スポンジに似た肺組織が崩壊して気管支の炎症が起こり、呼吸が苦しくなります。
たばこを吸った量と期間に応じてきつくなります。病状の進行や症状には個人差があるため、自分では呼吸のきつさを感じない人でも、肺活量などを測り、検査を行うと、意外に進んでいるケースがあります。
肺の能力は年齢とともに低下しますので、たばこを早期にやめることにより、高齢になっても呼吸には影響がないようにできます。
禁煙に失敗しても、何度も挑戦してください。家族みんなが病気のない生活を送ることができるよう、たばこをやめて、できるだけ長く人生をエンジョイしてほしいものです。