こどもの日焼け |
肌の老化やがんの危険性を増やす紫外線のダメージ |
梅雨が明けるといよいよ夏本番です。夏休みには、真っ黒に日焼けした子どもを目にします。一方で、日焼けが肌の老化を進めることはよく知られるようになりました。 |
帽子をかぶり、風通しのよい服を |
最近は暑さが厳しいので、真夏の昼間に公園で遊ぶ子どもは少なくなりました。紫外線を防ぐには、過度の直射日光を避けるのが一番です。紫外線が多くなる春の後半から秋の初めにかけて、また午前10時から午後2時ごろまでは、特に注意が必要です。赤ちゃんはできるだけ直射日光を避けた方がよいでしょう。 |
気をつけて使おう、子ども用日焼け止め |
熊本大学医学部附属病院
小児科 助教 中村公俊 ベビー用や子ども用の日焼け止めクリームも試してみましょう。日焼け止めは、細かい粒子によって紫外線が皮膚に届くのをさえぎります。日焼け止めには効果の目安としてSPFやPAなどが記載してあります。効果が高いものには皮膚への刺激が強いものもあります。子どもには、効果が弱めのものから使ってみてください。使う前にほんの少しだけ皮膚につけてみて、後から腫(は)れやかゆみが出ないか確認することも大切です。 |
Q&A |
下の子(小学校1年生)は、麻しんの予防接種を2回しましたが、1回しか接種がなかった上の子(小学6年生)も2回目を接種できると聞きました。予防接種はいろいろ変わるのでよく分かりません。新しいやり方を教えて下さい。 |
熊本大学大学院
医学薬学研究部 小児科 准教授 三渕浩 お母さんのご相談通り、予防接種はいろいろ変わります。戸惑うことも多いでしょうが、世界の状況、地域の状況、副作用、新しいワクチンの開発状況など、時代の変化に合わせた対応をするためです。 |