子どもの気管支ぜんそく |
気をつけたい季節の変わり目 |
秋が近づくと、ぜんそく発作を起こす子どもが増えてきます。季節の変わり目や天気が不安定な時に多くなるようです。子どものぜんそくでは、息を吐くときにヒューヒュー、ゼイゼイという音(喘鳴(ぜんめい))が聞こえます。 |
発作を減らす予防も大事 |
ぜんそくの症状としては、呼気のヒューヒュー、ゼイゼイという音のほかに、息を吸うときに首筋や胸がくぼむ陥没呼吸や、息を吐く時間が長くかかる呼気延長などがあります。きつくて横になれない、顔色が悪くなるなどは、直ちに病院で治療が必要なサインです。 |
治療目標は普段通りの生活 |
熊本大学医学部附属病院
小児科 講師 中村公俊 アレルギーの体質は、ぜんそくの起こりやすさと関係していると言われます。その体質の目安として、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、両親が子どもの時のぜんそくなどが参考になります。子どものぜんそくの約8割は3歳までに起こります。そして小学校高学年ごろまでには次第に軽くなることが多いです。体が大きくなり肺機能の成熟が進み、たんを出しやすくなる、空気が通りやすくなるなどが理由と考えられています。 |
Q&A |
子どもが嘔吐(おうと)下痢(げり)症にかかったときの家庭での対処法を教えてください。 |
熊本大学大学院
医学薬学研究部 新生児学寄附講座 特任教授 三渕浩 ウイルス性の感染性胃腸炎による嘔吐下痢症が最も多いですので、それに対する処置法をお答えします。 |