言葉の遅れ |
発達の遅れが疑われる場合は受診を |
育児相談の時によく受ける質問の一つが、言葉の遅れです。言葉の遅れにはいくつかの原因があります。発達の遅れ、耳の聞こえや口や舌の動きの異常、周囲の環境などです。いずれも、必要な治療や訓練を受けることで、言葉の発達を進めることができます。 |
治療や訓練、工夫で促せる言葉の発達 |
耳の聞こえについては、日常生活の中で異常に気づくことがあります。気になる場合は、後ろから小声で話しかけてみてください。程度が軽いときには何度か呼びかけると反応するため、周囲には分かりにくいこともあります。詳しくは耳鼻科で聴力検査を受けて調べます。 |
遅れを見つける目安参考に |
熊本大学医学部附属病院
小児科 助教 中村公俊 言葉の遅れを見つけるときの目安としては、1歳半健診のころに「ワンワン」「マンマ」などの意味のある単語を話さない。2歳の時に意味のある単語をわずかしか話さない。3歳を過ぎても「あっちいく」「マンマすき」などの2語文が言えない、などがあります。そのような場合には小児科医に相談してみてください。 |
Q&A |
冬にはやる子どもの嘔吐(おうと)下痢(げり)症とその予防法について教えて下さい。 |
熊本大学大学院
医学薬学研究部 新生児学寄附講座 特任教授 三渕浩 代表的な疾患に、ノロウイルス胃腸炎とロタウイルス胃腸炎があります。どちらもウイルス性の嘔吐下痢症で、乳幼児に感染者が多く、主に冬季に流行します。 |