【見る・知る・感じる 熊本まつり探訪】
球磨神楽
開催日:11月24日(木) 開催場所:槻木(つきぎ)菅原神社 球磨郡多良木町槻木716 九州自動車道人吉ICから国道219号、県道143号を車で1時間 (問)多良木町教育委員会 ☎0966(42)1267 (問)天草市河浦支所☎0969(76)1111 |
幻想的な世界つくり出す天井から舞う紙吹雪 |
熊本県内で神楽というと、一般的には波野の「岩戸神楽」(阿蘇市)が知られています。しかし、人吉球磨地方には「球磨神楽」という神職の間だけに継承されてきた珍しい神楽が残っています。 |
雨乞い、疫病退散願う舞国選択無形民俗文化財に指定 |
「球磨神楽」の起源は明らかではありませんが、文明4年(1472)、相良藩主・為続(ためつぐ)が人吉市の青井阿蘇神社(人吉市上青井町)で、雨乞い祈願の際に奉納したという記録が残っています。天文9年(1540)の疫病が流行した際には、数百番の神楽を納めたという記録もあるそうです。 |
【教えてください】「地域による神楽の違いは?」 |
神楽には、今回紹介した槻木地区に残る神職神楽=「球磨神楽」のほか、波野神楽に代表されるような日本の歴史を演劇風に表現した「岩戸神楽」、また人に神が降りてくる「荒神神楽」など、いろんな様式のものがあります。 |