あれんじのページ

「あれんじ」 2011年7月2日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
子どもの熱中症

 熱い熊本の夏。夏本番を前に、熱中症について正しい知識を身に付けたいものです。今回は「子どもの熱中症」についてお伝えします。

熱中症とは

 熱中症は、周囲の温度や湿度が高いために体の熱を外に出せなくなることで起こります。梅雨明けから8月に多く発生しますが、真夏ばかりではなく梅雨の間にも起こります。

 熱中症が起こりやすい時
  ・気温が高い
  ・湿度が高く、汗が蒸発しにくい
  ・急に気温や湿度が上がり、体が慣れていない


熱中症の症状

 脱水と高体温による症状に注意が必要です。

  軽度 
   筋肉痛やこむら返りが起こるときは急いで治療が必要です
  中等度
   頭痛、めまい、嘔吐(おうと)などがあれば脱水が進んでいるかもしれません
  重度
   意識がなくなり血圧が下がるなど、命にかかわることがあります。


熱中症の治療

 経度であれば涼しい日陰に移し、首、わきの下、股などに氷水などをあて、体温を下げます。体を濡れたタオルで拭いて熱を逃がすのもよいでしょう。中等度以上であれば急いで病院に行き治療が必要です。


熱中症の予防

 熱中症は予防することが大切です。脱水と高体温が原因なので、水分補給と暑さ対策を行います。日差しの強い日、気温の高い日の外出は控えたいものです。外出するときは防止、日傘などで直射日光が当たらないようにします。風通しのよい服にして、水分の補給を早めにするよう心がけてください。ベビーカーは地面の照り返しの影響を受け、熱もこもりやすいです。通気をよくするのはもちろん、下側を時々さわり温度を確かめるなどの注意が必要です。


熊本大学医学部附属病院
小児科
講師 中村公俊

 車の中では短い時間でも子どもだけ放置しては危険です。窓が少し開けてあっても、短時間で車内温度が上昇します。