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「あれんじ」 2011年4月2日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
エコチル調査が始まりました

 最近ときどき報道されているエコチル調査。熊本でも始まっています。今回は、エコチル調査の意義や内容などをお伝えします。

エコチル調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)とは

 子どもたちの成長には、さまざまな環境要因が影響を与えていると考えられています。化学物質や生活環境、水質、土壌などの違いによって、成長・発達や、起こりやすい病気などに特徴があることが少しずつ分かってきました。エコチル調査では、環境省が地域と協力して全国の10万人の赤ちゃんの成長過程における健康と環境の様子を調査します。熊本では、水俣・芦北地域、天草地域、人吉・球磨地域が対象に選ばれています。

・「エコチル」とは?
「環境(エコロジー)」と「子どもたち(チルドレン)」から作られた言葉です。

・なぜ熊本が選ばれたの?
人の移動が比較的少ない地域であり、環境問題への関心も高い。地域の方たちと、自治体、産婦人科、小児科、熊本大学などが協力しやすい関係にあることが理由です。


調査に参加できる方

❶出産予定日が平成23 年8月1日以降の妊婦さん
❷水俣・芦北地域、天草地域、人吉・球磨地域に住んでいる方
❸引越しなどの理由で長期の調査に協力できなくなる予定がない方


エコチル調査の方法

 全国15カ所の調査地区で、平成23年から3年間に生まれる赤ちゃんと、そのお母さん、お父さんが対象になります。赤ちゃんが生まれる前から両親の血液の採取やアンケート調査などが始まり、赤ちゃんは、生まれてから13 歳になるまでの間に、健康診断、血液採取やアンケート調査などを定期的に受けます。調査には環境省、熊本大学、自治体、産婦人科、小児科などが共同して参加します。


エコチル調査の方法

❶子どもの健康に影響を与える環境要因が分かる
❷子どもの特性に合った環境リスクの管理ができる
❸子どもが健やかに育つ環境が実現する

 調査地区外の赤ちゃんはエコチル調査には参加できないのですが、調査によって分かる成果は日本中の子どもたちの将来にとって大切な情報です。
エコチル調査に関心をもってみましょう。


熊本大学医学部附属病院
小児科
講師 中村公俊

 エコチル調査のような方法は「出生コホート調査」と呼ばれ、いろいろな問題の解決に役立っています。