【元気の処方箋】
良質な眠りで健康に
一日の中で長い時間を占める睡眠。よく眠れたかどうかは日中の活動に影響し、心身の健康に関わってきます。3月18日の「春の睡眠の日」を前に、睡眠問題に詳しい熊本大学大学院の青石恵子教授に話を聞きました。 (取材・文=坂本ミオ イラスト=はしもとあさこ) |
【はじめに】 5人に1人が睡眠に悩み |
私たちは通常、日中に学んだり働いたりする活動をし、夜間に眠る生活をしています。職種や働き方によってそうでない場合もありますが、多くはその生活パターンで動いています。 |
【睡眠の役割】 |
◆適切な「眠り」が心身を整える |
【睡眠障害とは】 |
図
◆生活に支障を来す原因が睡眠に |
【良い眠りとは】 |
◆入眠直後の深い眠りが大事 |
相談から医療につなぐ仕組みも |
こういった取り組みをしても思うように睡眠が取れない場合は、何らかの疾患が背景にあることも考えられます。お住まいの自治体の保健センターなどに相談してみましょう。県と熊本市には精神保健福祉センターがあります。また、「睡眠サロン」や「睡眠相談」などの活動が行われている自治体もあります。いずれも、相談を受け、必要があれば医療機関につなぐ仕組みです。 |
【おわりに】 |
◆睡眠の満足感が幸福感に |
執筆者
熊本大学大学院生命科学研究部 環境社会医学部門 看護学分野 基盤看護学講座 教授 博士(看護学) 青石 恵子 |