【元気の処方箋】
適切な治療や関わりを 認知症
加齢に伴う心配の一つに「認知症」の発症があるのではないでしょうか。そこで今回は、高齢での発症が多い認知症についてお伝えします。 (編集=坂本ミオ イラスト=はしもとあさこ) |
【はじめに】 超高齢者社会の身近な問題 |
【図1】認知症専門外来の認知症診断
(令和2年、熊本大学病院神経精神科) 令和7年のわが国の認知症推定患者数は675万人。全国の小学生数の600万人を超えてしまいます。超高齢社会は到来しており、私たちにとって認知症は切り離せない身近な問題です。 |
@アルツハイマー型認知症 |
【図2】アルツハイマー型認知症の進行-MRI画像
◆ゆっくり進行、10年ほどで重症期に |
|
A脳血管性認知症 |
◆脳血管障害に伴って起こる認知症 |
|
Bレビー小体型認知症 |
【図3】レビー小体型認知症の特徴
◆特徴的症状に幻視や手の震えなど |
【おわりに】認知症サポート医に相談を |
高齢者に多い3つの認知症を紹介しました。熊本県は認知症の診断を行える認知症サポート医が多い県です。県のホームページにサポート医師が載っています。 |
執筆者
熊本大学病院 神経精神科 助教 遊亀(ゆうき) 誠二 ・精神保健指定医 ・日本精神神経学会専門医・指導医 ・日本老年精神医学会専門医・指導医 |