【元気の処方箋】
「がんを知ろう」シリーズB その人らしく暮らせるようサポートする がん相談支援センター
がんの治療の過程には、治療に関する課題だけでなく、生活上の心配や不安があります。そこで今回は、それらの相談に応える「がん相談支援センター」について、熊本大学病院の同センターに話を聞きました。(取材・文=坂本ミオ イラスト=はしもとあさこ) |
【がん相談支援センターとは?】 |
◆ 県内21カ所にある「がんの相談窓口」 |
【Q】相談員はどんな人? |
相談員は、国立がん研究センターがん対策情報センター主催の「がん相談支援センター相談員研修」を終了したがん専門相談員(看護師・ソーシャルワーカー)です。相談者の困りごとの本質を共に考え、必要と考えられる情報提供や他機関への橋渡しなどを行います。 |
【どんな活動が行われているの?】 標準治療を踏まえて主治医と相談 |
県内のセンターそれぞれに活動が行われています。熊本大学病院の同センターでの活動からいくつか紹介します。 |
【熊本大学病院の取り組み】 熊本県のがん診療連携の拠点病院として機能 |
熊本大学病院は、都道府県がん診療連携拠点病院に指定されています。病院内に「がんセンター」を備え、その下に「がん相談支援センター」のほか「外来化学療法センター」「がん登録センター」「緩和ケアセンター」「がんゲノムセンター」があります。これらの連携によって、がん診療の質の向上に取り組んでいます。 |
【野坂先生からのメッセージ】 |
「がん」という病気と向き合うとき、その人らしい治療生活が送れるようサポートを行う拠点が「がん相談支援センター」です。 |
話を聞いたのは |
熊本大学病院 |