【元気の処方箋】
緊急時に適切な医療を受けるためにも理解したい 新型コロナウイルス感染症と緊急医療
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が繰り返されるたびに心配される医療現場の逼迫(ひっぱく)。中でも救急医療の現場では、コロナ以外の緊急を要する患者受け入れへの影響などさまざまな課題があります。今回は、新型コロナウイルス感染症のまん延と救急医療の現状についてお伝えします。 (編集=坂本ミオ、イラスト=はしもとあさこ) |
新型コロナウイルス感染症の流行 |
■致死率の高い疾患から変化 |
現在の救急医療体制 |
【表】新型コロナウイルス感染症に対応した医療提供体制
(R4.8.19時点) 熊本県ホームページより ■熊本の医療が崩壊しないよう各施設が努力 |
MEMO:発熱等の症状がある場合の医療機関の受診について |
熊本県ホームページより一部抜粋
発熱等の症状があった場合は、かかりつけ医や最寄りの医療機関等の身近な医療機関に必ず電話連絡のうえ受診ください。相談した医療機関で診療等ができない場合は、診療検査医療機関の受診が可能です。 |
新型コロナウイルス感染症や熱中症による脱水 |
■点滴同様の効果がある「経口補水液」 |
ウィズコロナ時代における生活習慣 |
■行動制限がない中、自分でできる感染対策を |
執筆者
熊本大学病院救急部 部長(教授) 入江 弘基 ・日本救急医学会専門医 ・日本整形外科学会専門医・スポーツ医 ・日本リハビリテーション医学会専門医 ・日本手外科学会認定専門医 ・日本DMAT隊員(統括) ・JATECインストラクター ・熊本県災害医療コーディネーター ・熊本県メディカルコントロール協議会会長 |