【元気の処方箋】
自分自身や愛するパートナーの 健康を守るため知っておきたい 子宮頸がんとHPVワクチン
ワクチン接種で予防ができる子宮頸がん。ただ、そのワクチンの副反応について、一時期懸念されたことから、日本では接種が進んでいません。今回は、子宮頸がんと、その予防となるHPVワクチンについてお伝えします。 (編集=坂本ミオ イラスト=はしもとあさこ) |
【はじめに】 男女とも8割が一度は感染する ヒトパピローマウイルス(HPV) |
20〜30代の女性で急増している子宮頸がん。発見が遅れてしまい、赤ちゃんが欲しいのに子宮を取らざるを得ない人、治療を受けても若くして亡くなる人は少なくありません。 |
【子宮頸がんとは?】 |
厚生労働省のHPVワクチン
に関するリーフレットより 20〜30代の女性で急増 |
■進行度で異なる治療内容 |
【HPVとは?】 |
■感染が長く続くことでがんに進行 |
【HPVワクチンとは?】 |
■早期接種で子宮頸がんを予防 |
■副反応を分析・評価した上で再勧奨 |
【お知らせ】 |
■接種機会を逃した対象者へ救済策も |
◎ HPVワクチン接種に関する情報 |
詳しい情報が厚生労働省と日本婦人科腫瘍学会のホームーページに掲載されています。それぞれ以下を入力すると、正しい情報にアクセスできます。 |
執筆者
熊本大学大学院生命科学研究部 産科婦人科学講座 教授 近藤 英治 生殖医療・がん連携センター長 ・日本産科婦人科学会認定専門医・指導医 ・日本周産期・新生児医学会認定専門医・指導医 ・日本がん治療認定医機構認定医 ・日本婦人科腫瘍学会認定専門医 ・日本ロボット外科学会認定専門医 ・日本産科婦人科内視鏡学会 腹腔鏡技術認定医 |