【元気の処方箋】
ある種の疾患群の総称 膠原(こうげん)病を理解しよう
病院で最近、「リウマチ・膠原病内科」といった外来名を目にすることがあります。リウマチはよく聞くけれど、膠原病とは何なのでしょう。今回は、膠原病についてお伝えします。(編集=坂本ミオ イラスト=はしもとあさこ) |
【はじめに】 膠原病は「病気のグループ」名 |
膠原病は、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などの結合組織(さまざまな組織の中にある膠原線維からなる部分)に炎症や変性を起こす疾患群の”総称“です。つまり「膠原病」という固有の疾患はなく、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの「病気のグループ」を表す言葉です(表のような疾患が含まれます)。 |
【どんなときに膠原病を疑うのか】 関節痛や発熱などが多いが、症状は多様 |
膠原病は全身の病気ですから、疾患の種類によってさまざまな症状が見られます。 |
【検査や診断】 |
■問診、診察、検査で診断 |
【治療】 |
■高い効果が期待される薬剤も |
【療養の注意点】 |
■薬を自分で勝手に調整しない! |
【おわりに】 |
■膠原病の治療は日進月歩 |
執筆者 |
熊本大学病院 |