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「あれんじ」 2021年3月6日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
歯磨きを嫌がる子どもへの対応

私が歯磨きをすると嫌がり、うまく磨けません。どうすればいいのでしょう。

初めは遊びながらでも

 子どもの口の中の管理は大人がしなければなりません。子どもが歯磨きの重要性を理解して自分できちんと歯磨きができるようになるまでは大人の責任です。嫌がって泣いても、歯磨きをしなければ虫歯が待っています。初めは遊びながらでも良いので楽しく習慣化させることが大事です。

 まず大人が膝を伸ばして座り、お子さんの頭を両膝の間に置いて仰向けに寝かせ、お子さんの両腕を大人の太ももの裏と床で優しくホールドします。恐怖を与えないよう、口の周りを優しく触るなどスキンシップしながら声をかけ、口を開けてもらうようにします。

 口が大きく開かなくても、歯列の外側は、唇と歯の間に、歯列に沿わせて人差し指を入れると、歯ブラシを入れるスペースが確保できるので、磨くことができます。


上手にできたら褒めて

 磨く時は力を入れないこと。感覚としては「歯磨きコチョコチョ」。強いブラッシング圧では歯ぐきも痛みます。痛みは子どもにとって一番のNGポイントです。

 口を開けてもらうには、真一文字に閉じた子どもの口に人差し指を入れて、今生えている一番奥の歯のさらに奥の上下の歯茎の間に横から指を入れるようにします。そうすると口を開いてくれます(子どもが口を閉じようとすると痛いため)。この状態で歯列の内側とかむ面をコチョコチョと素早く磨きます。このテクニックは長時間行うべきではないので素早くしてください。

 磨き終わったら、上手にできたことを褒めてスキンシップをしましょう。

 これはほんの一例(わが家の4歳、2歳児!)ですので、かかりつけの歯科医院での定期受診でぜひブラッシング指導も受けるようにしましょう。


力を入れず「歯磨きコチョコチョ」 楽しい習慣にしましょう
熊本大学病院
歯科口腔外科 助教 
福間大喜