【元気の処方箋】
正しく知って、正しく予防 新型コロナウイルス感染症
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大が人々の暮らしを一変させました。今回は、このウイルスについて分かってきたことを踏まえ、新しい生活様式が求められる理由や、一人一人が心がけるべきこと、県内の医療体制などについてお伝えします。(編集=坂本ミオ) |
【はじめに】次第に明らかになってきた新型コロナウイルス |
2020年初めより中国から世界中に広まった新型コロナウイルス感染症は、日本国内で感染者の発生が現在も続いています。流行当初から全国的な休校措置、緊急事態宣言の発出といった対策が行われ、私たちの生活は一変しました。 |
【新型コロナウイルス感染症の症状・感染経路】 |
●80%は無症状か軽い風邪症状で改善 |
【助けられる命を助けるために】 |
●若い世代もしっかり対策を |
【将来的に期待できることは】 |
●開発中の治療薬とワクチン |
【「新しい生活様式」とは】〜新しい生活様式のコンセプトは「うつらない」と「うつさない」〜 |
◎「うつらない」ために、3密の回避を |
◎「うつさない」ために、マスクの着用を |
「うつさない」での重要な点は、3密の回避に加え、マスクの着用になります。マスクを正しく着用することにより会話や咳、くしゃみの際の飛沫量を減らすことが分かっています。 |
執筆いただいたのは |
熊本大学大学院生命科学研究部
呼吸器内科学講座 教授 坂上 拓郎 ・日本内科学会 総合内科専門医・指導医・評議員 ・日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医・代議員・理事 ・日本アレルギー学会 アレルギー専門医・指導医・代議員 ・新型コロナウイルス感染症対策熊本県調整本部本部長 ・熊本県・熊本市新型コロナウイルス感染症対策専門家会議委員 |