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「あれんじ」 2010年11月6日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
「しもやけ」に注意

 寒くなると起こる「しもやけ」。最近は室内の暖房が整備されたため減ってはいるものの、寒さが続けば繰り返し起こすことも。また、起こしやすい体質もあるといわれており、一度起こした子どもは予防が必要です。

「しもやけ」って何?

 「しもやけ」は凍瘡(とうそう)ともいい、起こしやすい体質があると言われています。寒さによって血管が縮み、血行が悪くなって炎症になります。季節の変わり目などで気温の差が大きく、4〜5度くらいまで寒くなるころに生じやすいです。寒い日の夜や翌朝に、手足や耳たぶ、鼻などに赤みや腫れを生じます。次第に赤紫色となり、かゆみや痛みを伴います。暖かくしておけば1週間程度で治りますが、寒さが続くと繰り返し起こります。


「しもやけ」の治療

 外気に当たる部分の温度と血行を保つことが重要です。手足をぬれたままにしておくと悪化するので、水分をふき取りハンドクリームなどをつけます。寒い日は手足をぬるま湯で温めて血行をよくします。「しもやけ」を強くもむと痛がるので、優しくマッサージしてみてください。手袋、耳あてなどの防寒具を使うことも大切です。
 かゆみが強い、水ぶくれや潰瘍(かいよう)ができた、暖かい季節になっても治らないなどのときには、かかりつけ医に相談してください。


予防するには

@ 寒くなったら早めに手袋、耳あてなどの防寒具を使います。外で遊んでいるときは時間を決めて手足を温めます。

A 汗や手洗い後の水分はよく拭いて乾燥させます。ビタミンEや保湿剤入りのハンドクリームを使うのもよいでしょう。

B 帰宅したら、ぬるま湯に手足をつけて温めながら優しくマッサージします。

 暖房が整備され「しもやけ」の子どもは減っています。しかし、気付かないうちに起こしていることもあるので、子どもの手足をよく見てあげてください。


熊本大学医学部附属病院
小児科
講師 中村公俊