【慈愛の心 医心伝心】
【第79回】「がん患者さんの心に寄り添う医師を目指して」
女性医療従事者によるリレーエッセー【第79回】 |
【第79回】「がん患者さんの心に寄り添う医師を目指して」 |
医療法人 創起会
くまもと森都総合病院 腫瘍精神科 木下 裕子 今、日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなるといわれています。時代とともにがん医療も進歩し、以前のように「がん=死」というイメージではなくなってきました。それでも、がんと診断されたことで眠れなくなったり、気持ちが落ち込んだり、食事が取れなくなったりすることがあります。がん患者さんは不安や恐怖、気持ちの落ち込みなど、心の苦痛を抱えながらがんの治療と向き合わなければなりません。 |