【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
溶連菌感染症
溶連菌感染症とはどんな病気ですか? |
赤い小さな発疹や頭痛、腹痛も |
溶連菌とは、正式には「溶血性連鎖球菌」と呼ばれる細菌です。試験管の中で育てた時に血液を壊す作用(溶血)があるため「溶血性」という名前で呼ばれています。 |
十分な抗生剤治療が大事 |
溶連菌が疑われると、綿棒でのどの粘液をぬぐいとり菌の検査が行われます。ペニシリンという抗生剤が効果的で、通常は翌日か翌々日には解熱し、他人にも感染しなくなります。ただし、すぐに抗生剤を中止してはいけません。治療が不十分であると合併症であるリウマチ熱(心臓病)や急性腎炎(腎臓病)につながる可能性があります。 |
主に喉に感染、咽頭炎や扁桃炎に。合併症や家族への感染にも注意 |
熊本大学大学院
生命科学研究部 小児科学分野 松本志郎 准教授 |