【元気の処方箋】
夏バテから体を目覚めさせよう!家庭でできるエクササイズ(1)夏冷えによる体調不良を改善〜ピラティス編〜
猛暑に襲われた今年。いわゆる夏バテ状態に陥っている人も多いのではないでしょうか。 そこで、夏バテから体を目覚めさせるエクササイズを2回に分けて紹介します。今回は、エアコンなどによる冷えから来る不調を改善するピラティスを、次回10/6号では自律神経を整えるヨガをお伝えします。 |
【はじめに】冷えから来る不調には、コアマッスル(体幹部の筋群)を鍛えると効果的! |
夏の体は案外冷えています。冷房の効いた部屋にいることが長く、冷たい飲み物を飲みがち。さらに、そうめんなどあっさりしたものしか食べられないなどの条件が加わると、体で感じる温度は高くても手足は冷たい、おなかをこわす、栄養のバランスが崩れて疲れやすくなる、などの症状が現れます。 |
【図】コアマッスル※ |
※ピラティスでは「パワーハウス」ともいいます
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【おなか周りに働きかける「ピラティス」にトライ!】 |
ピラティスとは、筋力トレーニングとストレッチを組み合わせたエクササイズ。インナーマッスルを鍛える“体幹トレーニング”です。開発者のドイツ人の名前が、そのままエクササイズの名称になっています。 |
【キャット】 |
(1)肩の真下に手が来るように置き、四つんばいになる。 |
【ロールダウン】 |
(1)座った状態で、両足の間をこぶし一つ分ほど空け、膝を90度の角度に曲げる。腕はまっすぐ前に伸ばす。 |
【アシステッドロールアップ】 |
(1)仰向けに寝て両脚を上げ、膝を90度に曲げる。お尻の真上に膝が来るように。息を吐きながら骨盤を後ろに寝せ、背骨を下(尾骨)から順番に丸めていく。 |
【終わりに】無理せず、できる範囲で |
内臓をガードルのように包み込む「腹横筋」やベルト状の「外・内腹斜筋」、体幹の背部に位置する「多裂筋」など、体の深いところの筋肉を動かすことは、腰痛の予防やウエストを絞るといった効果も期待できます。 |
教えてくれたのは |
株式会社ソニックアーツ 代表取締役
スタジオ「Work Arts(ワークアーツ)」代表 吉田かおりさん フィットネスインストラクター。熊本市中央区水前寺と上通の2つのスタジオで、ピラティスを中心としたボディーメークエクササイズを指導。インストラクター業界誌で「インストラクター・オブ・ザ・イヤー2015」を受賞。 |