【元気!の処方箋】
「頭痛持ち」になりたくない! 頭痛のタイプを正しく知ろう
「頭痛持ち」という言葉があるように、頭痛は慢性化し、繰り返すことが多いようです。「また来た」と、いつもの薬を飲む…。そんな慣れた対処法がもしかしたら間違っているかもしれません。 今回は、頭痛のタイプ別の特徴や治療法、気をつけたいことなどをお伝えします。(取材・文=坂本ミオ) |
【はじめに】いろいろある頭痛 緊急を要する場合も |
【表1】頭痛の種類と原因/慢性頭痛の有病率(15歳以上)
ひと口に「頭痛」といっても、さまざまなものがあります。 |
【一次性頭痛(慢性頭痛)】タイプで異なる痛みの特徴や頻度、周期など |
【表2】一次性頭痛の種類と特徴
命の危険に直結することが多い二次性頭痛に対して一次性頭痛(慢性頭痛)は、「単なる頭痛ですね」と、重く受け止められない傾向があります。 |
【注意したいケース】 |
【慢性連日性頭痛】 |
【治療】それぞれのタイプに応じた治療を |
頭痛の種類によって異なりますが、適切な治療薬を適切なタイミング、量、頻度で使用することが大事です。 |
【終わりに】“肩のこらない”生活を心がけて |
慢性連日性頭痛になりやすい片頭痛を防ぐには、“肩のこらない”生活をしましょう。肩こりは、心身へのストレスが原因で起きます。つまり、ストレスや過労を避けることが大事なのです。 |
話を聞いたのは |
熊本市民病院
橋本 洋一郎 首席診療部長 神経内科部長 ・日本頭痛学会 専門医、指導医 ・日本脳卒中学会 専門医 ・日本神経学会 神経内科専門医、指導医 ・日本リハビリテーション医学会 専門医 ・日本内科学会 認定医、指導医 ・日本プライマリ・ケア連合学会 認定医、指導医 ・熊本大学臨床教授 |