【元気!の処方箋】
痛い「巻き爪」「陥入爪(かんにゅうそう)」 予防・治療で快適に
足の親指の爪が皮膚に食い込んで痛いという経験はありませんか。それは「巻き爪」、あるいは「陥入爪」かもしれません。そのまま放置し、悪化させるケースも多いようです。 そこで今回は、「巻き爪」と「陥入爪」の症状や主な原因、重症度別の対処法・治療法などについて、専門医に聞きました。 |
【はじめに】「巻き爪」は状態、「陥入爪」は疾患 |
「巻き爪」とは、爪の端が内側に巻いた状態を指します。皮膚に食い込んで痛い場合は、治療や矯正によって改善を図れます。 |
【巻き爪/原因】疾患によるものと、そうでないものが |
爪が内側に巻いてしまう原因には… |
【巻き爪/治療】原因となる疾患があれば、その治療を |
爪白癬などに伴って発症した巻き爪は、元々の疾患の治療が必要です。 |
【巻き爪/予防・改善】正しい爪切りの習慣と、適切な履き物の着用など |
【正しい爪切り】
足の指、特に親指の爪は、先端皮膚が見えないくらいの長さにします。 角を切らないように四角い爪にし、やすりで整えましょう。 爪甲は、湾曲していても機能には問題がないことも多いです。巻き爪があっても痛みがなく、歩行時にしっかりと親指を支えることができていれば、必ずしも矯正の必要はありません。 |
【陥入爪/症状と原因】巻き爪、足に大きな力がかかる運動などがリスクに |
陥入爪とは、爪が食い込んで爪の横の皮膚を傷つけ、赤くなったり腫れたりして痛みがある状態のことです。赤く盛り上がって、出血しやすい肉芽を形成することもあります。 |
【陥入爪/治 療】爪が食い込まないように、状態によっては内服や手術も |
陥入爪の治療は、 |
【終わりに】 |
正しい爪の切り方が、巻き爪や陥入爪の予防になります。爪の切り方は、親から子どもに受け継がれることが多いので、正しい爪の切り方を知って、習慣づけることはとても大事です。 |
話を聞いたのは |
医療法人 創起会
くまもと森都総合病院 松尾 敦子 医師 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 |