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「あれんじ」 2015年11月7日号

【慈愛の心 医心伝心】
【第49回】自信を持って楽しんで

女性医療従事者によるリレーエッセイ【第49回】

【第49回】自信を持って楽しんで
医療法人社団愛育会
福田病院    
小児科医師 中田 絵美

 人生の3分の1を小児科医として過ごしてきました。
 医師になりたての数年間は、ほとんどのお母さんお父さんが私より年上で、子どもというものをよくご存じで、子育てについても先輩で…何につけても教わることばかりでした。最近ではいろいろな経験のおかげで、ようやく少しずつ保護者の皆さんと分かち合えるものができてきたように思います。
 小児科外来では多くの子どもやそのご家族にお会いします。「初めての子で何も分からない」「上の子どもたちと違う」…。皆さん、さまざまに不安を抱えておられます。そんな時は、どうぞ小児科で相談してください。
 小児科医は、発熱の子どものそばに心配で眠れなかったお母さんがいることや、かんしゃくの激しい子どもの隣に一生懸命工夫しているお父さんがいることを知っています。小児科医は診断や治療について考えるのはもちろんのこと、どうしたら子どもとご家族が安心して過ごせるかも考えているのです。
 病気の子どもを抱えて家を出るのは大変だったり、勇気が必要だったりするかもしれませんが、不安なまま過ごすよりも、まずは受診してみませんか? 診断や治療の薬と一緒に、小児科医やスタッフの知識と経験の結晶である“安心”のためのアドバイスを持って帰ってください。たくさんの“安心”の積み重ねが、子育てに対する勇気と自信につながっていくことでしょう。
 せっかくの子どもとの時間、自信を持って楽しんで過ごしてくださいね。