あれんじのページ

「あれんじ」 2015年11月7日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
鼻水に関する悩み

Q.鼻水が上手に出せず、つらそうです。鼻水を楽に出させる方法や親が取るときの注意点、病院に行った方がいいのかなどを教えてください。

練習すれば2〜3歳ごろから鼻をかめるように

 鼻水は体を守る働きの一つとして常に少しずつ出ているものです。寒さやほこりなどで鼻の粘膜が刺激されると、その反応として鼻水が増えます。また、細菌やウイルスによる感染やアレルギーなどがあると、炎症が起きて鼻水が増えます。
 鼻水が増えると空気の通り道である鼻腔を塞いで鼻づまり(鼻閉)が起こります。すると幼児では呼吸がしづらくなり機嫌が悪くなります。このような時や、感染症やアレルギーの症状の一つとして鼻水が出ている時には対応が必要です。
 大人であれば、まず鼻をかみます。子どもでも、大人が手伝ってあげれば2〜3歳ごろから、鼻をかむことができるようになります。鼻の穴の横(鼻翼)を押さえることで片方の穴をきちんと閉じて、「フーン」と空気を出す練習をさせます。鼻閉がひどい時は上手にできないので、無理をしてはいけません。


アレルギーや副鼻腔炎の治療が必要な場合も

 鼻水が多い時は、鼻汁吸引を行うと一時的に鼻閉がとれて機嫌がよくなることがあります。ただ、吸引を行い過ぎるとかえって刺激が強くなり鼻水を増やしてしまう心配があります。また、家庭で行うと鼻粘膜を傷つけてしまうこともあります。かかりつけ医に相談して、必要に応じて行うようにしましょう。
 適度に部屋を加湿してあげるのもよいでしょう。
 鼻水が続く時には飲み薬を使うことがあります。鼻水の薬の使い方は、最近見直されつつあります。鼻水の量を減らすよりも出しやすくする、少しの鼻水ぐらいならあまり止めないようにする、などです。
 季節や環境によって鼻水が出やすい時がある、黄色い鼻水が出る、などの症状があればアレルギーや副鼻腔炎の治療が必要かもしれません。かかりつけ医に相談してみてください。


粘膜を傷つけることもある鼻汁吸引 かかりつけ医に相談して
熊本大学大学院
生命科学研究部
小児科学分野
准教授 中村公俊