【元気の処方箋】
さまざまな睡眠障害 「ぐっすり眠れた〜」の朝を迎えるために
健康な生活に欠かせない睡眠。 最近、「睡眠障害」という言葉を聞くようになりましたが、具体的な症状や原因など漠然とした印象です。 そこで今回は、「睡眠障害」の概要と、改善に向けてのポイントを専門医に聞きました。(取材・文/坂本ミオ) |
【睡眠に問題を感じていますか?】あなたに必要な睡眠時間は |
【図1】年代別の必要睡眠時間の目安
出典:Hirshkowitz M. et al. Sleep Health. 2015:40-43 「布団に入ってもなかなか寝付けない」「いったん寝入っても夜中に目が覚め、その後なかなか眠れなくなる」「起きるつもりの時間より随分早く目覚めてしまい、眠れない」…など、睡眠に関して悩みを持つ人は少なくありません。 |
【図2】
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【「睡眠障害」ってなに?】不眠や過眠、呼吸障害、行動障害、リズムの崩れ… |
【図3】さまざまな睡眠障害
では、「睡眠障害」とは何でしょうか。文字通り、睡眠中に起きるさまざまな障害の総称ですが、大きく分けると、 |
【睡眠障害の診断】原因疾患や睡眠パターンを確認 |
図3のように、それぞれのタイプによって原因が異なるため、その診断が大事です。 |
【治療・改善のポイント】「眠らなければ」と過剰に思わないように |
布団に入って15分ほどたっても眠れない、途中で目覚めて眠れないときは、布団から出て本を読んだり、穏やかな音楽を聴いたりして、「眠ろう」「眠らなければ」という意識を持たないことが大事です。 |
【取材を終えて】 |
今回は十分に伝えられなかった「過眠症」や、現代の若者の生活時間の変化による体内時計のずれが起こす睡眠障害の問題など、第2弾を来年、お届けしたいと思っています。 |
【メモ】睡眠障害 治療・改善のポイント |
◎日中、適度な運動を |
話を聞いたのは |
社会医療法人 芳和会 |