【元気の処方箋】
心配なことがあれば、早めに相談しよう 誰もがなるかもしれない病気 アルツハイマー病
社会の高齢化に伴い増えている認知症。中でも多いのが、アルツハイマー病による認知症です。今回は、アルツハイマー病の症状や診察、治療についてお伝えします。 |
はじめに |
平成25年厚生労働省の調査報告によると、認知症高齢者は現在、日本におよそ462万人いるのではないかと推定されています。今後高齢者の人口が急速に増えるにつれて、認知症高齢者もさらに人数が増えることが予測されています。 |
アルツハイマー病の症状 |
アルツハイマー病の症状は、大きく、「認知機能障害」と「心理・行動障害」に分けられます。 「認知機能障害」は病気の経過を通して存在し、治療は困難で、少しずつ進行していきます。 |
【1】認知機能障害 |
◎記憶障害 |
【2】心理・行動障害 |
◎うつ、不安 |
アルツハイマー病の診察と治療 |
出典:http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_recog.html
厚生労働省ホームページ、一部改編 診察は、主に問診、神経学的診察、精神医学的評価、心理検査、画像検査からなります。いつごろからどのような症状が見られ、その後どのように変わっていったのか、という症状の経過はとても重要です。 |
終わりに |
アルツハイマー病も、現在は薬による対応がある程度可能になっています。また、各地で運動療法や認知症予防の活動が盛んです。 |
今回執筆いただいたのは |
熊本大学大学院 |