あれんじのページ

「あれんじ」 2015年2月7日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
薬を与えるときの注意点

Q 子どもが薬を飲むのを嫌がります。ヨーグルトなどに混ぜて飲ませる方法はいけませんか?また、高熱の際に解熱剤を使うかどうか迷います。

処方された薬に関する確認を

 子どもは成長に応じて薬の吸収や代謝の働きが変化するため、それぞれに合った種類の薬が用いられます。量も単に体重の割合から計算しているのではなく、年齢なども加味した上で決められている必要量を使います。

 処方箋をもらうとき、どの症状に対する薬か、症状が治まったら薬を中止してよいかなどを尋ねてみることも必要です。子どもが嫌がっても、必ず最後まで飲んだ方がよい薬も少なくないからです。


薬局にも相談し、飲ませ方を工夫

 薬の飲ませ方には工夫が必要かもしれません。粉の薬は少量の水で練り、上あごや頬の裏側に塗ってから水を飲ませるのがよいと言われています。少量の水を加えてスポイトや哺乳瓶の乳首などで与えるのもよいでしょう。飲ませにくいときは、薬局で処方される単シロップという甘味のある液に混ぜたり、チョコレートやココアなどに混ぜて苦味を消したり、アイスクリームやヨーグルトなどの冷たいもので味をまひさせたりするのもよい方法です。

 薬によっては、混ぜ合わせることで効果や吸収が悪くなることもあるので、処方された薬局で尋ねてみてください。


相談しておきたい解熱剤の使い方

 高熱が出たときには解熱剤を使うことがあります。熱が高くなると心配ですが、よく眠り、食事が取れていれば、わざわざ解熱剤を使う必要はないでしょう。熱が上がって辛そうにしているとき、よく眠れずにいるときなどは、解熱剤を使うことでしっかり休むことができる場合があります。

 体温が何度以上になったら使うのか、どんな状態のときに使うと効果的かを、かかりつけ医に相談しておくとよいと思います。


効果や吸収が悪くならないよう医師や薬局に尋ねることも大事
熊本大学大学院
生命科学研究部
小児科学分野
准教授 中村公俊