【専門医が書く 元気!の処方箋】
「がんサロン」を知っていますか?〜仲間が集い、よりよく過ごすきっかけに〜
がんは、全ての人にとって身近な病気です。がんの治療を終えたり、経過観察中や治療中の人たちが、体験談や情報交換などを通して交流を図る集まり「がんサロン」をご存じですか。 今回は、「がんサロン」の概要や果たす役割などをお伝えします。 |
「がんサロン」ってどんなところ? |
(1)誕生の経緯 |
(2)活動の様子 |
くつろいだ雰囲気の中で話題も自然に展開 |
患者同士のピアカウンセリング 感じる乗り越える力 |
多くのがんサロンでは、自身も患者である世話人が中心となって進行し、病院スタッフが会場設営や受付、お茶やお菓子の準備などを担当しています。熊本がんサロンでも、熊本大学附属病院の「がんセンター」と地域連携室に置かれた「熊本県『私のカルテ』がん診療センター」のスタッフがその役割を担っています。 |
「がんサロンネットワーク熊本」とは〜 |
行政、医療、患者が連携 自分らしく生きる環境づくりを |
現在、活動している県内のがんサロン一覧(五十音順) |
※開催日時や会費の有無などは各所にお問い合わせください |
今回話を聞いたのは |
がんサロンネットワーク熊本 代表理事
熊本がんサロン 世話人 湖東がんサロン 世話人 堀田めぐみさん 2005年春に急性リンパ性白血病を発症。2年間の抗がん剤治療を経て、現在は無治療。07年から熊本県難病相談・支援センターの相談員を務める。今年7月に熊本市がんサポートセンターが開設した「がん相談ホットライン」の相談員(週1回)も務めている。 |