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「あれんじ」 2013年8月3日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
いろいろな相談窓口や制度

 子育てには、成長や発達、病気のことなど、心配なことが少なくありません。今回は、知っていると安心な相談できる窓口や制度を紹介します。

急な病気の相談は

子どもの病気の電話相談(下記)は比較的よく知られています。午後7時から午前零時まで、看護師が子どもの急な病気への対応や受診可能な病院について助言してくれます。


子どもの発達について

 子育て支援センターや発達支援センター、自治体の子育て担当などが相談の窓口になります。健診の時などに担当医や保健師に尋ねるのもよいでしょう。支援の方法も多様です。
 発達障害の可能性があれば、得意な部分と苦手な部分を明らかにして、子どもに合った対応や訓練の方法を考えることができます。
 発達の遅れが明らかであれば、療育手帳を申請することで、支援が必要な子どもがいることが行政に伝わります。
 言葉の発達についても同様に支援センターや健診などが窓口になります。専門的な治療や訓練が必要なこともありますが、多くは幼稚園や小学校のことばの教室などで練習すると、困らずに話せるようになります。


長く治療が必要な病気の場合は

 特別児童扶養手当や小児慢性特定疾患といった制度が利用できるかもしれません。病気の種類や症状によって制限はあるものの、医療費や扶養に関わる支援を受けることができます。自治体の福祉の窓口や、病院の医療連携や福祉相談などの窓口で尋ねてみてください。


熊本大学医学部附属病院
小児科
講師 中村公俊

 相談窓口を訪ねることでより多くの情報が手に入り、必要な支援を得ることができます。まずは身近な相談先として、かかりつけ医や保育園、幼稚園の先生などに話してみることもお勧めします。