【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
子どもの便秘
大人でも続くと辛い便秘。今回は子どもの便秘について、治療が必要な目安や治療・対策法などをお伝えします。 |
便秘の症状と原因 |
便秘は子どもによくみられる症状の一つです。食べ物や体調などによって、排便の間隔は前後することがあるので、たまたま2〜3日便が出ないことは珍しくありません。それが長期間続いて、腹痛、食欲低下などの症状が出るときに治療が必要になります。 |
治療 |
便が肛門の奥の直腸にたまると排便の刺激が起こります。ところが、いつも大量の便が直腸にたまっていると、この刺激が起こらなくなります。そのため、便秘の治療では直腸をできるだけ空にすることが必要です。 |
家庭でできる対策 |
毎朝トイレに座る時間を十分にとる、食物繊維を多く食べさせる、便が出そうなときにはすぐにトイレに行かせる、などがあります。また、乳児では綿棒による肛門への刺激が効果的なことがあります。綿棒の頭の部分で肛門の内側をやさしくなでる、という簡単な方法なので、かかりつけ医で教えてもらってください。 |
熊本大学医学部附属病院
小児科 講師 中村公俊 家庭での対策をきちんと取っても改善されないときは、かかりつけ医に相談しましょう。 |