【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
先天性股関節脱臼(こかんせつだっきゅう)
赤ちゃんの育ちの中で気になることの一つに、足の動きがあります。今回は「先天性股関節脱臼」についてお伝えします。 |
症状と原因 |
赤ちゃんの健診で、股関節が「かたい」と言われることがあります。両足を横に大きく広げる動きが、まだ十分にできないことを表しています。下肢を自由に動かせない場合には、先天性股関節脱臼が起こりやすいことがあります。 |
予 防 |
先天性股関節脱臼の頻度は、40年ほど前に比べると約10分の1以下に減っています。これは子育ての習慣が変わり、予防が徹底したためです。 |
受診のめやす |
予防に気をつけていても、先天性股関節脱臼を起こすことがあります。家族に股関節の病気があった場合には、股関節脱臼を起こしやすいことがあります。3、4カ月健診以降に、片方の足が外側に開きにくいときには、かかりつけ医に相談してください。開きにくいからと言って、無理に大きく広げるようなことをしてはいけません。 |
下肢が自由に動くよう気をつけ |