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「あれんじ」 2012年5月5日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
気になる子どもの体格

 体格とは、身長、体重などの体つきのことです。子どもの時には、標準よりも身長が低い低身長と、標準に比べて体重が重い肥満が気になることが多いようです。今回は、気になる子どもの体格についてお伝えします。

身長について

標準の身長は、性別と年齢によって決まっており、母子手帳には6歳ごろまでの標準身長のグラフが記載されています。小学校入学後は、横断的標準成長曲線を用いて評価しています。標準身長と比べて基準値以上の違いがある場合を低身長として精密検査の対象にしています。これは、同じ誕生日の子どもが100人いた時に、低いほうから2〜3番以内に相当します。


低身長が心配なときは

身長が低い原因の多くは、体質性、または家族性と呼ばれる生まれつきのもので、ほとんどは治療の必要がありません。しかし、ホルモンの異常や骨の異常などによる低身長症では治療が必要になるため、一度はかかりつけ医に相談してください。


体重について

子どもの肥満は、肥満度やBMIなどを計算して判断します。肥満度とは、年齢、性別や身長から計算した標準体重に対する現在の体重の割合です。肥満度が20%以上であれば一度は診察を、50%以上は必ず合併症の検査を受けることが必要です。また、自治体によっては10歳ごろの子どもを対象にした小児生活習慣病予防検診といった検診プログラムがあります。


肥満の治療

肥満の治療では、将来にわたる生活習慣を身に付けることが大切です。家族みんなで食事や運動の改善に取り組んでみてください。肥満を気にするあまり、子どものころからダイエットを行う話も耳にします。骨の伸長や成熟、ホルモンの働きに影響することもあるため、必ず肥満度などの評価をもとにかかりつけ医や専門医と相談しながら体重の調節を行ってください。


熊本大学医学部附属病院
小児科
講師 中村公俊

 子どもの体格や成長には個人差があります。ほとんどの場合は病気ではありませんが、心配な場合は、かかりつけ医や専門医に相談しましょう。