【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
こどもの目の異常
子どもの目の異常は、本人が不快なだけでなく、将来の視力などにかかわる場合もあります。今回は、気をつけたい「子どもの目の異常」についてお伝えします。 ものを見る能力は、5歳ごろまでの間にほぼ完成します。その間に目の異常が続くと視力の発達に影響することがあります。 |
目やに |
生まれて数週間の赤ちゃんでは、眼脂(がんし=目やに)が多くなることがあります。目から鼻に涙を流す鼻涙管が詰まっていると起こります。鼻の付け根のマッサージや目薬を使って治療します。 |
斜視 |
両目でものを見たときに、片目の視線が別の方向に向いているときは斜視を考えます。目を動かす筋肉の異常、視力の異常などで起こります。目つきがおかしい、首を傾けるなどの異常から見つかることがあります。両目で見る能力の発達を妨げることがあるので、早く見つけて治療をすることが大切です。 |
結膜炎 |
結膜炎は、感染やアレルギーなどによって結膜に炎症が起こり、白目やまぶたの裏側が赤く充血します。 |
熊本大学医学部附属病院
小児科 講師 中村公俊 診察の時に目を開けてくれないこともよくあります。眼科医やかかりつけ医に相談するときには、携帯で撮った写真などを用意するとよいでしょう。 |