あれんじのページ

「あれんじ」 2012年1月7日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
子どものアレルギー性鼻炎

 春だけでなく起きるアレルギー性鼻炎。くしゃみや鼻水、鼻づまりは子どもにとって苦しいものです。今回は、子どものアレルギー性鼻炎についてお伝えします。

原因と症状

 幼児や小学生でも花粉症は珍しくなくなりました。特に家族にアレルギー性鼻炎の方がいると、「症状がそっくり」と言って病院へ連れてこられることがあります。アレルギー性鼻炎は、よく知られている春のスギやヒノキのほかに、夏のカモガヤ、秋のブタクサ、ヨモギ、さらにダニやハウスダストなどが原因となっています。花粉などが鼻で起こした反応によって、粘膜の腫れや鼻汁の増加が起こります。
 アレルギー性鼻炎の特徴は、突然起こる繰り返すくしゃみ、さらさらとした鼻汁、鼻づまりなどです。季節によって起こりやすさが違い、晴れた日に外出すると症状が強くなるのは、大人のアレルギー性鼻炎と同様です。


検査と対策、治療

 検査として、鼻の粘膜の診察、血液検査や皮膚のプリックテスト(皮膚表面に原因となるアレルゲンを1滴落とし、表面を針で刺し反応を見る方法)などが行われることがあります。
 マスクを着用し、晴れた日の午後は外出を減らす、学校での清掃当番の役割を考慮してもらう、寝室の床を掃除する、などの日常生活の管理も重要です。以前にアレルギー性鼻炎を起こしたことがあれば、起こしやすい季節の初めから対策が必要です。
 治療には抗アレルギー剤の内服薬を使います。眠気を起こしにくい薬も増えたので、子どもに合った薬をかかりつけ医で探してもらいましょう。点鼻薬は医師から処方されたときだけ使ってください。


熊本大学医学部附属病院
小児科
講師 中村公俊

 子どもでは特徴が分かりづらいこともあります。鼻づまりや副鼻腔炎などが長く続くときは一度は疑って、かかりつけ医に相談してみてください。