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「すぱいす」 2026年9月号

【家族の心配・不安にこたえる 子育て応援クリニック】
スマホは目にどう影響する?

暮らしに役立つ熊本の医療情報をお届けします。
監修/公益財団法人肥後医育振興会

長時間の使用は近視が進行するリスクに

スマートフォン(スマホ)やタブレットといったモバイル端末は育児や学習の強い味方で、子どもたちにも身近なものとなっています。しかし、長時間の使用は子どもの発育、特に「目」の発達に大きな影響を与えます。

近年、子どもの近視の増加が深刻な問題となっています。強い近視(病的近視)になると、緑内障や網膜剝離、黄斑変性といった重篤な目の病気の原因になり、眼鏡をかけても見えない視力障害を引き起こします。子どもの時に近視になると進行が速く、将来的に強い近視になってしまうため、予防がとても重要です。


外遊びを増やし近視になりにくい目に

近視が進む主な原因は、近くを長時間見続けることと、外遊びの減少です。スマホやタブレットは読書よりも画面との距離が近くなりやすく、近視になるリスクが一段と増します。一方、屋外で過ごす時間が長い子どもほど近視になりにくいことが明らかになっており、1日2時間以上の外遊びが推奨されています。スマホやタブレットの長時間の使用は、ドライアイや斜視の原因にもなります。

子どもの目は8歳ごろまでは発達段階です。本人に自覚症状がなくても実は見えにくさを抱えているケースもあります。3歳児健診や就学時健診などをきちんと受けさせ、見る様子に違和感を持ったら眼科を受診させることも大切です。スマホやタブレットと上手に付き合いながら、健やかな目を育みましょう。


近視にならないために大事なこと

➀タブレットを見るときは、30cm以上離しましょう
➁画面を30分見たら、20秒以上遠くを見ましょう
➂外で遊ぶ時間を増やしましょう


熊本大学病院 眼科 講師
小島 祥さん

子どもの近視の増加が深刻な問題になっています。小さい頃から予防することが重要です