ニュース

トップページ肥後医育塾公開セミナー > 平成29年度 第3回公開セミナー「歯科口腔外科医療の最前線」
肥後医育塾公開セミナー

平成29年度 第3回公開セミナー「歯科口腔外科医療の最前線」

司会・講師


肥後医育振興会理事長
熊本大学名誉教授
医療法人丸田病院 理事長・院長
西 勝英(にし かつひで)

【司会】
肥後医育振興会常任理事
くまもと江津湖療育医療センター総院長
遠藤 文夫(えんどう ふみお)

【座長】
熊本大学大学院生命科学研究部
歯科口腔外科学分野教授
中山 秀樹(なかやま ひでき)

演題:座長あいさつ
【講師】
熊本大学医学部附属病院
歯科口腔外科助教
廣末 晃之(ひろすえ あきゆき)

演題:講演1 お口の中と全身の病気の深いつながり
【講師】
熊本大学大学院生命科学研究部
歯科口腔外科学分野准教授
吉田 遼司(よしだ りょうじ)

演題:講演2 今すぐ始めよう、口腔がん検診!
【講師】
熊本大学医学部附属病院
歯科口腔外科助教
福間 大喜(ふくま だいき)

演題:講演3 あごの骨って再生できるの?
【講師】
熊本大学大学院生命科学研究部
歯科口腔外科学分野助教
尾木 秀直(おぎ ひでなお)

演題:講演4 口腔ケアがもたらす効果とは

セミナーの内容

  第63回肥後医育塾市民公開講座「歯科口腔外科医療の最前線〜お口の中から全身の健康を見つめ直す!」が2月4日、熊本市中央区のホテル熊本テルサであり、約250人が聴講した。公益財団法人肥後医育振興会、一般財団法人化学及血清療法研究所、熊本日日新聞社主催。
 講座は、熊本大学大学院生命科学研究部教授の中山秀樹氏が座長を務め、4人の歯科口腔外科専門医が登壇。最後にQ&Aコーナーが設けられ、医師らが聴講者からの質問に答えた。

ホテル熊本テルサ(熊本市中央区)で開かれた肥後医育塾の公開セミナー。 約250人が訪れ、講演に熱心に聞き入った
聴講者から寄せられた質問に答える登壇者

Q&Aコーナー

61歳女性。よく口内炎ができます。胃が悪いとできると聞き、胃のピロリ菌除菌をしましたが、変化がありません。
全ての口内炎が胃の悪さに関係しているわけではありません。口の中の環境、全身の健康状態、内服薬の影響、ストレスによっても口内炎ができることがあります。口腔外科に受診をしてみてください。(廣末)

78歳男性。とがった歯で舌や口の中をかみ、口内炎になることが多くあります。舌がんになることもあるでしょうか。
いつも舌が傷ついていることは、がんのリスク因子ですが、必ずがんになるわけではありません。リスクを下げる意味で歯を丸めることも一つの方法ですが、まずは、専門的な医療機関への受診をお勧めします。(吉田)

56歳男性。副鼻腔炎を患っているので、就寝中に口が開き、口の中が乾きます。マスク着用などである程度乾燥が防げますが、症状がひどいときに有効な対処法はありますか。
副鼻腔炎の症状が治まらないのであれば、口にスプレータイプやジェルタイプの保湿剤を試してはどうでしょうか。専門医が提供するモイスチャープレートという、口腔内に装着する保湿用の薄いマウスピースに保湿剤を塗って使う方法もあります。(尾木)

73歳女性。インプラント技術の確立や安全性の証明は、どこまでされていますか。
インプラントが人に適用されてまだ30数年しかたっていませんが、コンピューターによる診断や治療計画などの技術が進み、安全性にも進歩がみられます。人類で最初にインプラントを入れた人は天寿を全うされ、終生問題なく口腔内でインプラントが機能しました。世界で2番目にインプラントを入れた方は今なお健在で、口の中で機能しています。インプラントは、入れてからのメンテナンスがとても大切です。(福間)

77歳女性。ここ数年、舌に血豆ができます。昨年2月には総合診療科を受診しましたが、異常ありませんでした。ときどき痛みがあります。義歯の爪の部分が当たるからかもしれませんが、治療法はありますか。
まず、義歯を外して血豆がなくなるかどうか、様子を見てください。それでも血豆ができるなら、粘膜疾患の可能性があります。歯科医院を受診いただき、専門医がいる病院を紹介してもらってください。(吉田)