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「すぱいす」 2023年6月23日号

【慈愛の心 医心伝心】
【第111回】非常時も平時も

非常時も平時も

非常時も平時も

 皆さんは「保健所」と聞いてどのようなことをイメージされるでしょうか? 新型コロナウイルス感染症への対応や、災害時の避難所の衛生管理などを思い浮かべるかもしれません。もちろんそれも保健所の大切な業務です。しかし保健所は、その他にも皆さんが気付きにくいような裏方の仕事をしています。
 保健所には、医療政策課、生活衛生課、食品保健課、感染症対策課、新型コロナウイルス感染症対策課、動物愛護センターなどの部門があります。
 医療政策課は、市民が安心して医療を受けられる医療体制の整備や医療相談などに取り組んでいます。
 生活衛生課や食品保健課は、映画館、理美容所、公衆浴場、ホテル、飲食店、食品製造施設など、生活に身近な施設の衛生管理や監視を行っています。
 感染症対策課や新型コロナウイルス感染症対策課は、新型コロナウイルスのような新興感染症のみならず、結核やエイズ、風疹のように従来から知られており、まん延を防止していくべき感染症について、発生の動向を調査し、検査相談体制を整備しています。
 動物愛護センターは、狂犬病の予防接種や犬の登録、「地域猫活動」の支援など、人と動物が共生できるまちづくりに取り組んでいます。
 日頃スーパーで手に取る食品が安全なものであり、病気になった時には病状に応じた適切な病院を受診できる―。皆さんが非常時も平時も、安寧な生活を送れるように保健所は毎日働いています。


熊本市保健所
所長 
中村 恭子