あれんじのページ

「あれんじ」 2017年5月6日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
離乳食の進め方

Q 離乳食を食べてくれません。どういうふうに進めればいいのか悩んでいます。

離乳の目標を知ろう

 離乳食の進め方に不安を感じているご両親は少なくありません。その目標と注意点を知っていれば、それほど心配せずに済むのかもしれません。

 離乳の目標は、1歳半ごろまでに栄養の大部分を母乳やミルク以外の食物から取れるようになることです。

 離乳食の進め方は個人差が大きいので、おおまかな目安が示されています。離乳を開始する時期は、首がしっかり据わり、哺乳反射が弱まる生後5〜6カ月以降がよいといわれています。


うまくいかないときは待って

 離乳食を上手に食べてくれるかどうかは、口の形や反射の強さ、筋肉の協調運動などが関係しています。食べさせてみてうまくいかないときは、2週間ほど待ってからもう一度試してみましょう。

 1歳半健診までに目標が完了すればよいと考えて、無理せずに進めてください。

 また、体重を母子手帳のグラフに記載することで、食事が足りているかどうかをおおよそ判断できます。気になるときはかかりつけ医に相談してみてください。


除去食はかかりつけ医に相談を

 アレルギーを心配し、お母さんの食事や赤ちゃんの離乳食の内容を制限した方がよいのではと考える人もいるようです。

 ところが、授乳中の母親が食物を制限しても、乳児のアトピー性皮膚炎が改善するのはその一部でしかないと報告されています。子どもの湿疹の治療を行った上で、かかりつけ医と相談しながら食事内容の制限を考えるとよいでしょう。

 離乳食で特定の食物を除去すると、子どもの成長や発達に影響することがあります。除去は必ずかかりつけ医に相談の上で行ってください。


1歳半健診までに離乳食が完了すればよいと考え、無理せず進めましょう
熊本大学大学院
生命科学研究部
小児科学分野
准教授 中村公俊