あれんじのページ

「あれんじ」 2016年12月3日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
子どものしもやけ

母親の私に似たのか、娘が毎年しもやけになります。予防と治療について教えてください。

寒さが続くと繰り返すことも

 しもやけは凍瘡(とうそう)ともいい、寒さによって血管が縮み、血行が悪くなって起こる炎症です。季節の変わり目などで気温の差が大きく、4〜5度くらいまで寒くなるころに生じやすくなります。

 手足や耳たぶなど、血の流れが悪くなりやすい部分に赤みや腫れがみられ、かゆみや痛みを伴います。

 温め続けておけば1週間程度で治りますが、寒さが続くと繰り返し起こることがあります。しもやけを起こしやすい体質があるといわれており、一度しもやけになった子どもには特に予防が必要です。


手袋、耳当てなどで防寒を

 予防には、外気にさらされて冷たくなりやすい部分の温度と血行を保つことが重要です。

 手足の水分をふき取り、保湿剤などを塗ります。汗かきの子どもは汗で靴下が濡れていることがあるので、帰宅後は乾燥した靴下に替えてあげてください。寒い日は手足をぬるま湯〜少し熱めのお湯で十分に温めて血行をよくします。お湯から手足を出しても温かさが続くぐらい時間をかけるとよいでしょう。

 手袋、耳あてなどの防寒具を使うことも大切です。外遊びを続けるときは、時々手足を触って皮膚温を確かめましょう。乾いたタオルを持って行き、濡れたときは水分をよくふき取り温めましょう。


長く続くときはかかりつけ医に相談

 しもやけを起こしてしまい、かゆみが強い場合はステロイド軟こうを少しだけ使うことがあります。

 しもやけがひどくなると水ぶくれや潰瘍になるかもしれません。長く続くときは別の病気が原因のこともあります。このようなときは、かかりつけ医に相談してください。


しもやけを起こしやすい子も。冷えやすい部分の温度と血行を保つよう注意して。
熊本大学大学院生命科学研究部小児科学分野
准教授 中村公俊