あれんじのページ

「あれんじ」 2016年4月2日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
集団生活での健康管理

 「保育園に入園すると、次々に病気をもらってくるよ」と言われ、不安です。予防や体調管理のポイントを教えてください。

入園後最初の1年間は無理しない

 入園が近づくと、期待とともに生活面や健康面の不安も増えるものです。

 集団生活を始めると、毎月のように病気で園を休むことが珍しくありません。それぞれの季節に流行する感染症にひと通りかかってしまうと、次の年からは元気に過ごせることが多いです。最初の1年間は無理をせず、いつでも休ませるぐらいの気持ちで準備しておくとよいでしょう。

 予防も大切です。水ぼうそう(水痘)、おたふくかぜ、風疹、インフルエンザなどにかかると1週間程度お休みすることになります。これらは予防接種によって防いだり軽く済ませたりすることができます。

 また、定期の予防接種である四種混合(ポリオ・ジフテリア・百日咳・破傷風)、麻しん風疹混合、水痘、BCGなどが済んでいるかどうかも確認してください。


規則正しい生活をサポート体制の準備も

 次に、規則正しい生活の練習をしましょう。慣れない環境で体調を崩すことが増えるかもしれません。就寝・起床の時間を決めて睡眠時間を十分に取る、1日3回バランスのよい食事を取る、うがいと手洗いを行う、などは健康管理の基本です。ご両親も一緒に取り組むとよいでしょう。

 風邪などで園や学校をお休みする時のサポートづくりも考えましょう。気軽に仕事を休める環境が望ましいですが、子どもが病気でもなかなか休めないことが少なくありません。祖父母、兄弟や友人、ファミリーサポートや病児保育など、お願いできるところをいくつか見つけておくと、いざというときに安心です。かかりつけ医や自治体の子育て支援の窓口などにも相談してみてください。


予防接種を済ませ、親子で健康管理に取り組みましょう

熊本大学大学院生命科学研究部小児科学分野

准教授 中村公俊