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「あれんじ」 2012年9月1日号

【ママの心配・不安に応える 子育て応援クリニック】
赤ちゃんのあざ

 「赤ちゃんにあざがあって気になる」という声を聞くことがあります。
 今回は、あかちゃんのあざについてお伝えします。

 ほくろ、蒙古斑(もうこはん)、血管腫などのあざのことを母斑(ぼはん)と呼びます。自然に消えるものと治療が必要なものを知っておくことが大切です。

血管腫(赤いあざ)

 生まれた時から額や後頭部に見られる赤いあざをそれぞれサーモンパッチ、ウンナ母斑と呼びます。サーモンパッチの多くは1歳過ぎまでに消えてしまいます。ウンナ母斑は残ることもありますが、ほとんどが髪に隠れてしまいます。そのため、どちらも治療することはあまりありません。
 いちご状血管腫は、生まれて数日以降に始まり、盛り上がってくる赤いあざです。数年かけて消えることが多いです。単純性血管腫は生まれてすぐから見られる赤いあざで、広がることも消えることもありません。治療が必要な血管腫を区別するのは難しいこともあるので、かかりつけ医に相談してください。


蒙古斑と太田母斑(青いあざ)

 蒙古斑は腰やおしりにみられる青いあざです。背中や手足に見られるものは異所性蒙古斑と呼びます。ほとんどは自然に消えますが、色が濃いものは完全に消えないこともあります。太田母斑は顔に見られる青色から褐色のあざです。自然に消えることはほとんどないので、目立つものは早めにレーザー治療を行います。


色素性母斑(黒いあざ)

 生まれた時から見られる黒いあざのことを先天性色素性母斑と呼びます。大きなものは一生の間にがん化する心配もあるので、5 以上の黒いあざはかかりつけ医に相談してください。また、小さなものでも目立つところにある場合にはレーザー治療を行うことがあります。


 大きな血管腫や大きな色素性母斑は他の病気の症状の一つのことがあります。心配なあざは、かかりつけ医に相談してみてください。


 生まれつきのあざにはレーザー治療が効くことが多いです。気になることがあれば、かかりつけ医に相談しましょう。